アウトドアライフの里 ”ソラプチ谷”
北海道の中央部「トマム」エリア。南富良野・落合地区。
新千歳空港から車で約90分。
富良野と十勝の間、北海道三大峠の「狩勝峠(カリカチ)」の麓。
里の中心には「空知川(そらち)」が流れています。
人口100人ほどの小さな集落ですが、その半数ほどが ”アウトドア” を生業にしている世帯。
かつて、鉄道と林業で栄えたという落合地区。ピーク時には2000人ほどが住んでいたと言います。
80年代後半からアウトドアライフを志した人たちが暮らし始めます。
彼らは原野林だった場所を開拓し、ログハウスなどの家を自分たちで建てました。
この頃から「ラフティング」や「カヌー」と言ったリバーアクティビティの歴史が始まりました。
現在もこの谷には、ユニークで愛すべき、多様な住人たちが暮らしています。
暮らしがアウトドア。アウトドアが仕事。
”ソラプチ谷” には「遊ぶように 暮らす」、そんな文化が根付いています。
「空知川」がはじまる場所
「落合」の魅力はなんといっても「川」の美しさ。
山・森・河畔・水… 古来の北海道の自然な川が残っている貴重なエリアです。
「空知川」とは、北海道の先住民族のひとつであるアイヌの言葉「ソラプチ」が元になっています。
「ソラプチ」とは、「滝がごちゃごちゃとたくさんある」「水がはねるような場所がたくさんある」という意味だそう。
大雪山国立公園「カミホロカメットク山」の南麓を流れてくる「シーソラプチ川」は、
落合で「ルオマンソラプチ川」と合流し、「空知川」がはじまります。
「川と川が落ち合う場所」。これが「落合」という地名の由来だそうです。
「空知川」「シーソラプチ川」は、シーズンで数万人が訪れるラフティングスポット。
また、空知川源流部は、絶滅危惧種である日本最大の淡水魚「イトウ」をはじめ、アメマスやオショロコマなどの渓流魚が暮らす豊かな川です。
グリーンシーズンには、ラフティングやカヌー、渓流釣りなど、さまざまなアウトドアが楽しめます。
極上のパウダースノー
北海道の中央部は「北海道パウダーベルト」と呼ばれ、世界中からこの「雪」を求め訪れるエリアです。
落合地区は、トマムエリアと富良野エリアの間にあり、極上のパウダースノーを楽しめる場所。
最寄には、「トマムスキー場」や「サホロスキー場」、「国設南ふらのスキー場」があります。
雪山を登って滑る「バックカントリー」も人気です。(ガイドツアーに参加されることをおすすめします。「アクティビティのご紹介」を参照してください。)
また、雪の積もった森をガイドと共に歩く「スノーシューハイキング」や本格的な「犬ぞり」、近年人気の「カーリング」の体験、かなやま湖での「ワカサギ釣り」などのさまざまなウィンターアクティビティも楽しめます。
「落合」に流れる、愉快でのんびりとした時間を楽しんでいただければ幸いです。